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PwC~グローバルエンタテイメント&メディア アウトルック 2014~2018: 変わり続ける広告市場――インターネット広告収入がテレビ広告収入を追い抜くのはいつか?

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プライスウォーターハウスクーパースが6月初旬に発表したレポート「グローバルエンタテイメント&メディア アウトルック 2014~2018」によると、
2013年から2018年までのデジタルサービス分野のエンタテイメント&メディア(以下、E&M)業界における消費者支出と広告収入は、総計で年間平均成長率(以下、CAGR)12.2%の成長を示し、
世界全体のE&M業界における消費者支出ならびに広告収入(ただし、インターネットアクセス分野における消費者支出を除く)の伸びの65%を占めると予想されるそうです。
特に、広告収入がけん引役となっており、2018年には、広告収入全体の33%をデジタル広告が占めると予想される一方、消費者支出に占めるデジタル支出の割合は17%にとどまる見通しです。

とりわけ、そのレポートの中で肝心だと私が感じたのは「デジタル化の流れの中で最も大切なことは、デジタルマインドセットを持つこと、すなわち、企業組織において1人ひとりが、デジタル化の中で顧客が求める体験に対応する姿勢を持つこと。これまでのデジタル技術戦略からデジタル時代に適したビジネス戦略へと、デジタル戦略を発展させる必要がある。」という点です。

その実現のためには、
1/顧客との信頼関係の構築
2/迅速かつ機敏な対応に対する自信の確立
3/イノベーションの強化
の3つの行動〜これはデジタルコンシューマーから収益を得るための重要なステップ〜を実践する必要があると指摘しています。ちょっと抽象的ですが、各社の状況を踏まえて実践可能な具体化を期待したいところです。

他にも多角的な分析予測が掲載されているので、興味のある方は、以下でご確認ください。
http://www.pwc.com/jp/ja/japan-news/2014/entertainment-media-outlook2014-2018.jhtml