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スカイスキャナー、未来旅行白書「2024年の旅行」 第二弾「旅行当日編」公開
ロンドンに本社を置く海外旅行検索サイト、スカイスキャナーが、未来の海外旅行に関する白書「Future of Travel 2024(2024年の旅行)」を、のユニークなトレンド予測や消費者インサイト、ブランドイノベーションに関する技術や戦略、統合方法によって世界で最も著名な未来コンサルティング会社・The Future Laboratoryと共に作成しました。
それをウェブサイトhttp://www.skyscanner2024.comで表現していますが、これがちょっと楽しいです。
白書は、現在の技術の発展予測を中心に各界の専門家の見解を交えながら、まとめられているそうです。
【 2024年の旅行「旅行当日編」の概要】
1. 地上の施設とシームレスな出国手続き
●ジェスチャー・音声制御インターネットアクセス技術が搭載されたタクシーが開発され、3Dスクリーンで家族や友人とスカイプするなど、移動時間を有効に活用できるようになる。
●携帯デバイスを用いてチェックインを自動化・セルフ化し、スピードアップする技術が開発・実用化されている。スマートフォンがチケットに代替する「デジタル・バッグ・タグ」などの技術により、空港以外のポイントからもチェックインが可能になる。
●空港内のモニタリングシステムにより、乗客の行動を分析し、混雑を緩和する技術がすでに存在しており、空港内の混雑緩和に役立っている。
●生体認証や顔認識ソフトウエアによるスキャンが行われ、精度の高い出入国のチェックが実現する。極度なストレス状態にある子供や、禁制品を所持している可能性のある旅行者などを表情や体の動きから判断し、警告を出すことが可能となる。
●以上から、2024年には行列や混雑のないストレスレスな手続きが実現する。紙のチケットやパスポートが不要になり、チェックインはウェアラブル人工知能に音声で指示するだけで終了し、出入国手続きは生体認証カードにより迅速化する。X線検査も不要になり、レーザースキャンを受けるだけでスムーズに旅立つことができる。
2. Aeroville(空港隣接大型複合施設)の誕生
●空港は移動の通過点ではなく、楽しみを与える場所となる。広大で開放的な空間を持ち、ショッピングやエンタテインメント、リラクゼーションなどを体験できる「Aeroville」(空港隣接大型複合施設)が主流になる。
●2016年にオープン予定の新クエート空港のように、旅行者が新鮮な空気に触れることができる環境や自然を意識した屋外施設が充実する。また、アートに接する場としても機能するようになる。
●旅行者一人ひとりに反応する照明など、インタラクティブな仕組みやディスプレイが導入される。また、旅行仲間とゲートに着くまでを競争するなど、ゲームをするような楽しみを提供できる。
●物理的な小売りとデジタル技術が融合した「Phygital」なショッピング体験が可能になる。すでにスマートフォンのスキャンで商品購入ができるバーチャルストアが複数の空港でテストされており、滞在時間を合理的に使った買い物を楽しめる。
●以上から、2024年の空港は過ごす時間を満喫でき、眺望の良い屋外で体を休め、アートやエンタテインメントに触れることができる空間となる。また、デジタル・トラベル・バディ(デジタル版の旅のお供)※に欲しい商品をつぶやくと、空港内のどこにいても商品が届いたり、自動的に配送されるなどバーチャル・ショッピングを楽しむことができる。※「デジタル・トラベル・バディ」については、第一弾「計画と予約編」を参照。
3. 未来のフライト
●空港に組み込まれたテクノロジーによって、チェックインやセキュリティを待つ列のうち一番短い列の特定、荷物の監視などが可能になる。
●3Dホログラフによる空港スタッフが搭乗案内をするパーソナル・ガイダンス・システムが実現する。
●航空機のシートは形状記憶素材により体に合わせて形を変え、個別の温度調節機能も備える。照明はメラトニン(睡眠ホルモン)を生成する機能を有し、時差ボケを緩和する。
●機内では、次世代5G接続が利用可能になり、先端ブロードバンド衛生経由で100Mb/秒でダウンロードができる。座席にホログラム・コミュニケーションやエンターテイメント・ハブも内蔵され、自宅にいる家族と3Dで会話したり、映画や音楽を楽しめる。
●携帯デバイスに内蔵されている乗客の好みが機内食に反映される。客室乗務員は携帯デバイスを用いて、特別な機内食のリクエストやロイヤリティ・プログラム会員の乗客の管理、隣り合った座席に座れていない団体客の特定を行う。
●以上から、2024年にはホログラフの空港スタッフが乗客を個別に案内し、シートまでガイドを行う。適温に調節され通信設備が備わったシートは、自分専用のリビングルームやバーチャル・オフィスとして使用することができるようになる。
そういうことらしいのですが、まずは、サイトをご覧あれ。