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Office Regulations 就業規則って、深い②
●規則と規程の違い
就業規則と規程という2種類がある。では、それぞれの違いは、ご存知だろうか。
「就業規則」は一般的には就業に関するルールに限られ、「社内規程」は会社の取り決め全般を包含するので、経営や会計の工程から、権限の所在や意思決定プロセス、引継ぎ等まで、あらゆる事柄に関するルールをカバーできる。広い意味では「就業規則」を「社内規程の一部」と捉えることもできるが、就業規則の法的地位の特殊性から、他の規程とは区別されることが多いようだ。
※「賃金規定」や「退職金規定」など「規定」とする会社も少なくなく、問題はないようだが、法律的には、それぞれ「賃金規程」、「退職金規程」の「規定」が正しい。
●規則
行為や手続きを行う際の標準として主に、法令に基づいて決められた秩序やルール
規則例)
第1章 総則
第2章 採用
第3章 勤務
第4章 服務規律
第5章 安全および衛生
第6章 賃金
第7章 表彰・制裁
第8章 退職・解雇
第9章 雑則
附則
・・・・・・・・・
●規程
個々の規定を体系的にまとめたもの
「身元保証規程」
「出張旅費規程」
「海外出張規程」
「育児休業規程」
「介護休業規程」
「ハラスメント防止規程」
「給与規程」
「退職金規程」
「総合福祉団体定期保険規程」
「慶弔見舞金規程」
「私有車両業務使用規程」 など